2011Jリーグ ディビジョン1
第16節第1日

2011.6.18

ヴァンフォーレ甲府

0

AWAY

FULL TIME

2

0-0

0-2

セレッソ大阪

小松 塁 (85')

播戸 竜二 (90'+4)

山梨中銀スタジアム

8,402

監督コメント

みなさん、こんばんは。今日の勝利は最初から最後まで勝利を目指して、そしてゴールを目指してひたむきに戦った選手たちへのプレミアではないかと思います。数多くのチャンスを作りながら、絶対に勝つんだという気持ちを見せ続け、そしてゴールを決めるんだという気持ちを最後まで見せ続けてくれた選手たちが本当によく戦ってくれたと思います。

Q.小松選手が入ってすぐに仕事をしましたけれど、その投入の理由と期待したポイントは?
A.交代の意図というのは、フィジカル的な部分でチームにもう一度強さをもたらすためです。なぜなら、横浜戦は試合の60分をほぼ10人で、一人少ない中で戦う試合になったので、今日の試合はフィジカル的にきつい部分が当然あったと思います。そんな中でも全員が、みんながよく走りきってくれたと思います。さらには終盤、甲府が少し攻めに出られたこともあって、彼の持ち味をしっかり出してくれたと思います。もう一度言いますけれど、厳しい中で本当に選手たちはみんながよく走りきって戦ってくれたと思います。

Q.永井選手から播戸選手にスイッチしたのが少し早めかと思ったのですが、その理由と彼の評価をお聞かせください。
A.彼の交代だけではないのですが、選手たちのレベルは本当に差のない、実力の差のない選手たちが揃っています。あの時間帯ではフィジカルの要素を考えて、彼の投入を決めました。常にゲームを支配していたなかでゴールという結果に繋がらなかった、播戸の持っている得点力を期待して投入したんですけれども、彼はしっかりその期待に応えてくれて、ゴールを決めてくれたと思います。

Q.甲府が守備に人数を割いてくるのに対して、主導権を握ったわけですが、選手たちにはどういうプランで指示しましたか?
A.おっしゃるとおり、甲府のサッカースタイルはああいうのと当然わかっていたので、重要になるのは両サイドハーフの倉田 秋とキム ボギョン、彼らがいかにボランチの背後でボールを引き出せるかと、試合の前に指示しました。さらには前半少し物足りなかったのがサイドバックの攻撃参加ですね。ここがうまくいっていなかったので、後半はもっとアグレッシブに攻撃参加するようにと。結果的にはサイドバックからのクロスが得点につながった。いい流れですね。

選手コメント

・小松塁
(先制点については)マル(丸橋)もフリーだったし、いいボールも来ると思っていましたし、ゴール前で走り込もうと思っていました。
(試合後、サポーターに言っていた言葉は?)応援のお礼と、次に向けて頑張りますということです。
(今日の試合展開について)
確かに攻撃の時間が長かったですし、チャンスもありながら決めきれないという、フラストレーションのたまる試合だったと思います。残り時間が少なくなっていくなかで、焦りも当然あったと思いますが、チャンスも普通に作れていたので、あとは最後のところだけだと思っていました。自分が(試合に)入ったら、そこだけしっかり意識して、必ず決めるという強い気持ちで入りました。
(監督からの指示は)「前のほうに向かっていくプレーで、どんどん仕掛けていけ」と言われていました。
・播戸竜二
何回かチャンスがあったなか、そのときに決めたかったが、外してしまったのは残念だが、最後何とか点を取ることができました。ゴールのときは、1回攻めて疲れて残っていただけなので(笑)、帰る力もなくて。途中から入って、全然元気に思われるかもしれないが、あれくらいから入るのが一番しんどくて、あの30分くらい過ぎればだいぶ楽だったんですが、点を取ったあとも、ベンチまで最後の力を振り絞って行っていました。終わるまでも、終わってからも、めっちゃしんどくて、自分の力不足というのを、まだまだもっと鍛えなきゃいけないなと感じました。
(攻めながらなかなかゴールが遠いという展開を勝ち切れたことについて)
この前の試合も、悪くないなか、1人退場者が出て負けてしまった。だから、チームとしてもここで勝って勢いをつけるというか、さらに上に行くというために重要な試合だったので、そこで点を決めることができて、しっかりと勝ち切れたことは大きいと思いますし、こういうのがチーム力にもなってくる。
(前節、先発しながら、チーム事情で途中交代した悔しさがあったのでは?)
チームが勝ち切れていないなか、退場者を出して、交代したのは、悔しいものは悔しかったですが、チームがあそこで負けてしまったことが残念でした。今回の試合が大事だと思っていて、ここで負けると、また下に引きずり込まれて、嫌な雰囲気になりかねなかったので、絶対ここで、自分がゴールを取って、(嫌な流れを)止めてやろうと思っていました。今日は30分くらい時間がもらえて、そのなかで1本目、2本目と決定機を外してしまったが、3本目を決めることができてよかった。ただ、点を取るには、パワー不足のところがあったり、キレの部分でよくないところは、自分のなかでも確認できたので、そこはよかった。練習でどんどん上げていきたいし、試合に出て自分で感じたり分かることもたくさんあるので、そういう面ではよかった。
(次節の名古屋戦に向けて)今、チームがなかなか勝てず、苦しい場面があったが、ここから上げていくつもりで、そういうなかでもチーム全員で1つ1つを戦って、次の名古屋に向けて、しっかりと全員で向かっていきたい。