2010Jリーグ ディビジョン1
第27節第1日

2010.10.23

セレッソ大阪

0

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FULL TIME

0

0-0

0-0

ベガルタ仙台

キンチョウスタジアム

9,441

監督コメント

「今日の試合は、一方のチームは攻め、一方のチームは守った、そういうゲームでした。それがすべてだったと思います。リスタートから、フリーキックから、クロスから、ヘディングシュート、エリアの中のシュート、エリアの外からのシュート、ポストに3本、でもゴールにボールが入らなかった。それだけだと思います」

Q セレッソが後半押していたなかで、仙台はFWを下げてボランチを投入するという交代をしましたが、それは2008年に長居で3-1から仙台が逆転した試合と同じでしたが、その意図をどのように感じましたか? そしてそれに対してどのような対応を考えましたか?
A 「仙台の交代に関しては、直接仙台の監督に意図を聞いたほうがいいと思いますし、正直意図はわかりません。勝点1をねらうためにああいうことをされたのか、セレッソの攻めを警戒されてああいうことをされたのか。2008年に同じようなことをされたというのは、かなり前でおぼえていない。今、お互いのチームが置かれている状況、そしてシステムも違う。ゲームを振り返れば、パフォーマンスはよかった、ただし残念ながらゴールがなかった。決定的なチャンスは本当に数多く作ったし、選手たちの気持ちもひしひしと感じました。しかし、シュートがポストに3回当たるというような不運があったと思いますが、完全に試合を支配して、本当に選手たちはよくやってくれたと思いますし、逆に仙台はしっかりと守りきられて、引き分けという結果を勝ち取られた。そういうゲームだったと思います。選手たちのパフォーマンスに関しては、本当に満足していますが、残念ながら結果が出なかったことに関しては、悔しいという今の気持ちです」

Q セレッソの攻撃が研究されているかと思うが、そのことについてと、優勝を目指すうえで非常に厳しくなったかと思うが、その点については?
A 「まず、対戦相手が警戒しているということですが、それは当然のこと。たとえば、レアルマドリードと対戦するときに、C・ロナウドやエジルという選手がいれば、当然相手は研究をして対策を立ててくる。逆に我々も相手の分析をして臨んでいます。今日の試合では仙台が守りきられた、とさきほど言いましたが、仙台が本当によかったかというとそうではなく、我々はあれだけの決定的なチャンスを作り、ポストに当たったシュート3本も含めて、攻撃はいい崩しができていた。足りなかったのは、我々のほうだ。我々の得点力、フィニッシュの甘さというものが出たと思います。でも、我々は今正しい道を歩んでいると思いますので、これを貫いて、続けていくことが必要だと思います。
2つめの質問のタイトルというところですが、正直、最後まで何が起こるかわからないので、残り何試合で勝ち点差がいくつ、という数字上の話をするのはこの場では控えさせてもらいます。チームにとって大事なのは、攻守のバランスとりながら、常にゴールを目指すサッカーを信じて、続けていくことだと思います。それを貫けば、必然的に勝利につながるし、その結果としてタイトルという道が見えてくる可能性はまだあると思います」

Q 最後のフィニッシュのところで、結果を求めるあまり最後であせってしまうということはありませんか?
A 「おそらくそれもあるかもしれません。なぜなら、私は常日頃非常に強い要求を、フィニッシュということ関しては、毎日のトレーニングのなかでも、ミーティングでも繰り返し言っています。おっしゃるように、ゴールを決めたいという気持ちが、ときにバランスを失って、気負いという形になってしまうこともあるかもしれません。ただ、今日はポストに当たったボールというのは、入るか入らないかというのは、なんともいえない部分であって、選手たちの強い気持ちが見えるんだけれども、点が入らない、点につながらないということはサッカーの中では時としてあることだと思います。私はとくに後半戦に入ってから、特にフィニッシュの部分では、プレッシャーを選手たちにはかけてきました。なぜなら、セレッソが作っているチャンスの数というのは多いのに、ゴールの数はそれに見合っていない。シャドーの3人も、3点、4点、5点ぐらいしか取れていないですが、本当は10点ぐらいとっていなければいけない、そう思っています。プレッシャーをこれからもかけ続けていきますが、プレッシャーの中でプレーできて初めて、勝者のメンタリティといえると思います。プレッシャーをかけられて結果が出せなかった、これではいつまでたっても、勝者のメンタリティがある選手とはいえない、そう思っています」

選手コメント

・マルチネス
「今日はゴールに入らなかったのが悔しく、残念です。チーム全体としてのパフォーマンスはよかったのに。ゴールが入らなかった、それ以外はよかった、典型的な試合でした。ゲームを作り、チャンスを作り、ボールもつなぎ、シュート数も決定的に違うのに。
あれだけチャンスがあったのに入らなかった、もうちょっとのところだったのですが。
しかしチャンスをあれだけ作れていたので、今までのやり方を信じてやっていきたいです。シュートの精度も上げていかなくてはいけませんが。10点取る必要はないのですが、せめて1点でも取れていれば今日の試合は違っていたのですが。数字の上でも仙台をはるかに上回っていたのに、シュートが結びつかなかった。0-0になってしまったから、ああいう形の試合に見えてしまったかもしれない。3-0、4-0で終わってもよかったはずでした。相手にはよかった結果かもしれませんが、我々にはよくない試合でした」
・乾 貴士
「点を取れなかった・・・自分たちのツメの甘さだと思う。まだまだこれから練習で最後まで決めきるところまでやらないといけない。(トップの)名古屋の成績とか関係なく、1試合1試合勝点を取っていかないといけない」